サリフウリ魔法学園と神の子
蓮side




全く…なんでこうも、女はこんな甘ったるい声が出んだよ。


とため息を吐いた。


そう、今は100人近くの女に取り囲まれているのだ。男ならこの状況を喜ぶかも知れないが、俺らにとっちゃ、迷惑でしかない。



「きゃー!蓮さまぁ!」



「こっちを見てくださぁい!」



「魁斗さまぁ!」



「留衣さまぁ!」



…うぜぇ。きっと無言の魁斗もそう思っているだろう。


が、留衣は違った。


手をひらひらと振るもんだから、この女の垣は増える一方だ。




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