王子様と魔法使い
「もちろん、誰が元になってるかは教えられてない。プライバシーだからって、な!」
「ふ〜ん……ん?」
新しくされた投稿、昨日…?
まさか、これって…
“大丈夫!私がハッピーエンドにしてあげる!”
「高坂さん!昨日投稿してた小説って身分差の恋でしょ?それってもしかして、教師と生徒とかそんな感じ?」
「えっ、嘘!?じゃあ、そういう関係の人がこの学校にいるってこと!?」
っ…!
やっぱり…
昨日の俺のこと書いたんだ…。
「雪兎、どうした?」
「いや、なんでもねーよ。携帯、これサンキューな」
「お、おぅ?」
周りの女子が騒いでる中、俺のことだとわかる文章がなかったか気が気じゃなかった。
だけど…