王子様と魔法使い


「私も高坂さんのおかげで今があるの。だから、高坂さんの迷惑になることしないで。」

「そうだよ!もし何かするなら、このクラス全員敵に回すことになるから」


クラスメイトは全員静かにだがしっかり意思を持って頷く。


「っ…」
「なによ、それ!」
「もういいわよ!」


流石に、居た堪れなくなったのか怒って出ていく人たちに高坂は





「読んでくれてありがとう、不愉快にさせてごめんね。」


と申し訳なさそうに謝ったんだ。




っ…
なんだこれ…胸が締め付けられるみたいに、いてー…

高崎先生の時でもこんな風にならなかったのに…


< 23 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop