王子様と魔法使い
「私も高坂さんのおかげで今があるの。だから、高坂さんの迷惑になることしないで。」
「そうだよ!もし何かするなら、このクラス全員敵に回すことになるから」
クラスメイトは全員静かにだがしっかり意思を持って頷く。
「っ…」
「なによ、それ!」
「もういいわよ!」
流石に、居た堪れなくなったのか怒って出ていく人たちに高坂は
「読んでくれてありがとう、不愉快にさせてごめんね。」
と申し訳なさそうに謝ったんだ。
っ…
なんだこれ…胸が締め付けられるみたいに、いてー…
高崎先生の時でもこんな風にならなかったのに…