僕は使命を果たすため下界に降りる。
ー魔界sideー


「チッ!まだ出来ぬか!」

クラーはセレンを手に入れることが出来ずいらだっている。

「クラー様!下界へ降りるためのループがいつでも開けるようになりました!」
「分かった。下がれ。」

クラーは慌しく棚にある本を探った。

「見つけたぞ」ニヤッ
クラーの手には1冊のメモ帳サイズの本
早速ページを開き、何かないか探し始めた。


ーーー闇の魔法書ーーー

闇落ち魔法
魔法使いにかけれる術

○魔法使いへの記憶書き換え

魔法使いに魔法をかけることは極めて不可能に近いが、ある石を使えば行うことが出来る。
ただし、条件があり、かける相手が闇落ち魔法使いではないこと。相手がほぼ魔力が無い状態であること。

石の作り方

血石と封印石を合成させる。
完成した石に願水と霊水を掛け合わせたものにつける。
2時間後取り出し、闇粉をふりかける。
完成。


呪文
「《黒魔法ー書き換え強ー○○○の記憶を書き換えたまえ》」

ーーーーーーーーーーーーーーー

「これだ…材料ならある…ハハハっ!これで!これで!出来るぞ!」

クラーは手下を呼び

「この石を作れ、念のため5つ作っておけ?」

「「承知しました。クラー様」」

「これで全てを支配する時が来る…ああっセレン!早く我のところへおいで…我が闇へ導いてやる…おいでよおいで…」

クラーは狂ったように独り言を言い出した。
「セレン…セレン…ハハハっ!」

ーーー闇の書ーーー

魔法使いへの洗脳の仕方

条件
魔法使いであること。
相手の魔力が0に近く弱ってること
絶望しかけること

必要なもの
縛り草

作り方
闇草に霊粉をまぶす。
そのあと、願水をかけ、冷玉と合成させる。
さらに、血石と合成させ闇粉をかける。
完成

呪文

「《黒魔法ー洗脳狂ー我の言う通りに望むままになれ!》」

ーーーーーーーーー
「これもだ…これもやるのだ!」
「「承知しました。クラー様。」」

魔界ではクラーの望むがままとなっている。
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