イレカワリ
純のやっていたことは確かに間違っているけれど、それもこれから正していけばいい。


なにより、こうなってしまったあたしを助けてくれたのは純なんだから。


「ありがとうマホ」


純が少し頬を赤らめてそう言った。


握っている手からは純の鼓動を感じる事ができた。


とても早く打っていて、緊張しているのがわかった。


「ううん」


あたしはそう言い、ほほ笑んだのだった。
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