イレカワリ
☆☆☆

トイレに行くと言う大イベントを終えたあたしは、歩の部屋に戻って半分放心状態になっていた。


結局、座ったままでも問題なくできた。


それはそれでよかったのだけれど、毎日こういう事をしなくちゃいけないのかと思うと、途端に疲れてしまったのだ。


それに、トイレにいくのはあたしだけじゃない。


歩だってそうだ。


お風呂に入る必要だってある。


そう考えると、顔がカッと熱くなった。


あたしは嫌でも歩に自分の裸を見られてしまうと言う事だ。


「どうしよう……」


あたしはそう呟き、ベッドに顔をうずめたのだった。
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