イレカワリ
海
どうにかお風呂を終わらせて出て来たあたしは、リビングで両親が会話している声に気が付いた。
何を話しているんだろう?
なんだかさっきまでとは声のトーンが違い、深刻そうな雰囲気がドアの外まで伝わって来る。
そっと耳をすませて聞いてみると「海は……」という単語が聞き取れた。
「海?」
あたしは首をかしげる。
もしかして夏休みに海に行く計画でもたてているのかもしれない。
歩に内緒でこっそりと。
そう思うと、途端に歩の両親が可愛らしく見えてきてあたしは1人ほほ笑んだのだった。
何を話しているんだろう?
なんだかさっきまでとは声のトーンが違い、深刻そうな雰囲気がドアの外まで伝わって来る。
そっと耳をすませて聞いてみると「海は……」という単語が聞き取れた。
「海?」
あたしは首をかしげる。
もしかして夏休みに海に行く計画でもたてているのかもしれない。
歩に内緒でこっそりと。
そう思うと、途端に歩の両親が可愛らしく見えてきてあたしは1人ほほ笑んだのだった。