煙草の煙は恋の香り





~カフェ・《アダン》~





バタンッ





「ハァハァ、れ、んさん……」


「お~お疲れ、莉菜ちゃん♪」





息を切らしながら、このカフェの
店長である廉さんを呼ぶと


タバコを吸いながら
開店の準備をしていた。





実は、この人私の彼氏だ。


なぜか分からないけど
廉さんの方が私にぞっこん。





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