不器用な恋愛
−ガラッ−
静かな教室のドアを開いたからクラスに居る人達が全員こっちを見た。
あたしは誰とも目を合わせずに自分の受験番号が書かれている席を探した。
……なんで受験番号なわけ?
隣が女子か男子なのかもわからないって最悪。
ってかどうして名簿順じゃないんだか…
はぁー……。
…………あたしは窓側の一番後ろかぁ…。
黒板遠いし…
やる気が失せる。
でも一番楽かも…。
隣は誰かなぁ〜…
あたしは自分の隣を見ながら席に着いた。