不器用な恋愛
「あと…その…碧壱さん―…」
「優雅でいいよ。」
「えっ…でも……」
「友達でしょ?」
「あッ…////はいッ!!!!
じゃあ…優雅ちゃんって呼んでもいいですか////」
優雅ちゃん……。
初めて呼ばれたかも。
「いいよ。」
「ありがとうございます!!
あたしのことは亜美って呼んで下さい♪」
「亜美でいいの?」
「はい!名前を呼んでもらえるだけでも嬉しいです////」
……この子は大丈夫なわけ?
いろんな意味で…(汗)
「そういえば…優雅ちゃんの隣の人はまだ来ないんですね?」
「そうだね。」
「どんな人でしょうね?
ワクワクしますねぇ♪」
そうかな?
別に誰でもいいけど…
その時―……
「「「峰城様ぁぁ〜♪♪」」」
廊下からあの嫌な人の名前を呼ぶ女の子の声が響いた。