不器用な恋愛


うざッ…。


「峰城様??
誰なんでしょうか?」


「亜美は知らないの?」

「えっ……はい…」


なんだか意外。
知ってるのかと思った。



−ガラッ−


教室のドアが開いて入ってきたのは勿論…


「えっ!峰城様!?」

「本物だぁ////」

「どうしよう////」



一斉にクラスの女の子達が騒ぎ始める。



すっごく不愉快なんだけど。


「皆さん、おはよう!」



爽やかな笑顔を振りまきながら真っ直ぐあたしの前まで歩いて来た。



「おはよう、碧壱さん♪」


偽りの笑顔な気がする。

ってか…うざい。


あたしは無視した。


「………無視かよ。」



あたしにしか聞こえないぐらいの小声でそう呟いた。


無視かよ?
当たり前だし。

誰が挨拶するか…。






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