不器用な恋愛



はぁー……。


「優雅♪」

「莉凪…どうしたの??」

「授業が終わったから遊びに来たぁ〜♪」

「そっか。」

「優雅…いいことあった??」


はぁ!?
いいこと!?

この男の隣でいいことがあるわけないから…


「ないから。」

「ふぅ〜ん」


何その納得いかなそうな顔は…


「何か言いたそうだね。」

「だってぇ〜優雅の顔が珍しく緩んでるんだもん!」


えッ!?
顔、緩んでる??


「やっぱ俺の姿に惚れたんだな(笑)」


耳元でそっと呟かれた。


「そんなわけない。」


「……?
2人で何話してんの?」


「「えッ?」」

「声もハモっちゃって仲良いよねぇ〜亜美ちゃん♪」

「そうですね!」

「照れるなぁ〜♪
ねッ!!碧壱さん?」


あたしにふるな。
ってか照れるなし…はぁー。







< 40 / 88 >

この作品をシェア

pagetop