不器用な恋愛



「全然、仲良くないから。」

「そっかそっか!
まぁ、その話はまた今度ゆっくり話そうね♪」


絶対嫌ッ。
なんで峰城優磨が居ない所でもこいつとの話をしなきゃいけないわけ?

最悪。


「絶対話さない。」

「はいはい、そんじゃあ帰ろ?」

「えッ?」


帰るって……
まだ授業があるでしょ?


「今日はもう終わりだよ〜」

「そうなの?」

なんで!?


「はい、明日は普通にあるらしいですけどね!」


そうなんだ。
知らなかった。

じゃあもう帰ろっと…


「じゃあ莉凪、帰ろッ。」

「了解♪
亜美ちゃんも帰る?」

「あたしはまだ帰りませんので先にどうぞ!」

「そっかぁ〜…じゃあ仕方ないね、また明日ね♪」

「はい!」


何かあるわけ?
まだ入学したばっかりなのに…

まぁ、別にいいけど。

あたしが鞄に教科書をしまってると隣から不愉快な声が……


「優雅、もう帰るわけ?」

そうだけど?
何?
不満でもあるの?

あんたもあのファン達から逃れる為に早く帰ればいいのに…

馬鹿だよねぇ…






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