不器用な恋愛


でも……

朝、学校に行くとすでにあたしの席は見えなくなっていて…


周りには峰城優磨目当ての女子が数えきれないほど固まっていた。



朝からまじで不愉快。

なんでなわけ?

なんでそんなに峰城優磨がいいのかわからない。



「ひゃぁ〜。朝からすごいんですね!」

「そうだね。」

「あッ、おはようございます!優雅ちゃん♪」

「おはよう、亜美。」


なんか“優雅ちゃん”って呼ばれてるのに敬語って変な気がする……


「ん?どうかしましたか?」


可愛い笑顔をあたしに向ける亜美を見てこんな事で悩んでる自分がアホらしくなった。


まッ、いっか。


「なんでもない。」

「そうですか?
ってか、どうします?席に座れませんね…」


どうしようって言われても…どうすればいいのか全然わかんない。


あ゙ッ!?
じゃあ峰城優磨と隣の間はずっとあぁなわけ?

まじで不愉快…






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