不器用な恋愛
「優雅ちゃん…顔が怒ってますよ?」
当たり前。
うざいし…
面倒だし…
最悪。
ってかあたしが遠慮する必要はないし…
無理矢理にでも席に座ればいいことよね。
あたしは席に歩いて行った。
席に着いてもなんか知らない人が勝手に座ってるし…
あたしには気づいてないし。
イライラするんだけどッ。
「ちょっと。」
「何よ。」
はぁ!?
あたしが声かけてんのに顔は峰城優磨を見たまま返事をするってどうなの!?
「どいて。」
「うッざ……」
はぁ?
「あんたッ―…「あッ!!碧壱さん。おはよう♪」
あたしが怒ろうとしたのに…あんたは毎回邪魔なんだけどッ!!!
「君さ、そこは碧壱さんの席だからどいてあげなよ…困ってるよ?」
「あッ!!ごめんなさい…」
あたしの時とは全然声が高くなってるし…
峰城優磨は何その爽やかな笑顔は?似合わない。