不器用な恋愛


「優磨が俺に優等生の話し方だったらまじで気分悪くなるから!」



それはそれで失礼じゃねぇ?


「そう。」

「うん!」


………。
話し終わった?


「………碧壱さんは無口なんだね…?」

「別に」


無口って言うより…
無愛想じゃないか?


「………」


健司は優雅を見続けてから俺の耳元で言った。



「優磨…」


ん?


「顔は可愛いのに無愛想なんだな…もったいないな。」


やっぱ
お前もそう思うよなッ!


でも俺的にはそんなところも可愛いけどなぁ♪



「優磨ってさ…」

「ん?何?」

「ベタ惚れ?」


「……いやベタまではいかねぇーな。」


「そうか?」



なんで疑うんだよ。


まだ会って少ししか経ってねぇーからさすがにベタ惚れはないから。



「あの。」

「ん?」

「どいてもらえる。」

「あッ!ごめんごめん!」

「わりー…」



優雅はちょっと不機嫌そうな顔して帰って行った。







< 57 / 88 >

この作品をシェア

pagetop