不器用な恋愛
「峰城様と…碧壱さん?」
えッ?
もう出会っちゃうわけ?
あたしと峰城が振りかえると派手に着飾った冠善さんがいた。
「お招きありがとうございます。」
さっきまでの不機嫌な顔が消えて爽やかスマイル。
本当に…
それだけは尊敬するわ…。
「こちらこそ、来ていただきありがとうございます。
私すごく嬉しいですわ////」
はぁー…。
照れる理由がわからない。
「それにしてもすごい誕生日パーティーですね。」
「えぇ、今年は峰城様が来られるので…////」
峰城が来るって決まっただけでこれ?
ありえないし。
「そうなんですか?
ありがとうございます!」
「いいえ…////」
なんか…あたしお邪魔って感じなの?
「姫華や…。」
姫華??って誰?
「冠善さんの下の名前。」
あたしの耳元で峰城が呟いた。
あぁぁ…姫華なんだ。
名前まで豪華だね…。
それより…誰に呼ばれたの?