不器用な恋愛



「峰城様と…碧壱さん?」


えッ?
もう出会っちゃうわけ?


あたしと峰城が振りかえると派手に着飾った冠善さんがいた。



「お招きありがとうございます。」



さっきまでの不機嫌な顔が消えて爽やかスマイル。


本当に…
それだけは尊敬するわ…。


「こちらこそ、来ていただきありがとうございます。
私すごく嬉しいですわ////」



はぁー…。
照れる理由がわからない。


「それにしてもすごい誕生日パーティーですね。」


「えぇ、今年は峰城様が来られるので…////」



峰城が来るって決まっただけでこれ?

ありえないし。



「そうなんですか?
ありがとうございます!」

「いいえ…////」



なんか…あたしお邪魔って感じなの?





「姫華や…。」




姫華??って誰?



「冠善さんの下の名前。」


あたしの耳元で峰城が呟いた。


あぁぁ…姫華なんだ。


名前まで豪華だね…。


それより…誰に呼ばれたの?






< 71 / 88 >

この作品をシェア

pagetop