不器用な恋愛



「必要があるから聞いてるのよッッ!」



はい?
必要なんて全然ないと思うんですけど。



「碧壱さんは峰城様の近くに居すぎです!でもそれなりの方とわかったなら仕方ないと思います…でもまだ貴女は謎ばかりです。そんなよくわからない人がなぜ峰城様の近くに居られるのかわからないわッ!」



はいはい。


ってかあたしだって居たくて隣にいるわけじゃないし。


峰城がついてくる…ってか巻き込んでくるだけ。


なのに……なんであたしが悪い方向になってるの?


意味わかんないんだけど?


「だいたい貴女はッ!」


まだ何かあるわけ?


「名前も―…」

「はい?名前?」


「そうです!なんで一文字違いなんですの?」


……そんなの名前をつけた親に聞いてよ。



「それに!貴女はその優雅なんて言う名前は似合いませんわ!

全然、雅の意味通り上品を感じないし優しさも感じません。」



だからなにが言いたいの…?





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