不器用な恋愛




「碧壱さんでしたか。」



そーいえば声は女だし…


女でこの俺に逆らったりするのって優雅だけじゃん。


「おはようございます。」


「………。」



見事に無視ってやつか?


でもこんなに俺のファンがいるなかで無視…ってあとがやばいんじゃないかなぁ?



「何?
別に心配される必要ないから。」



「……あッ、そうですか。」



なんでこいつわかったんだ?



「ちょっと碧壱さん。」


うわッ……冠善さん


「何。」


「なんなんですかその態度?」


「はッ?」


「せっかく峰城様がお声をかけて下さったのに。」


「別にあたしの勝手でしょ。」



冠善さんさー


あんまり優雅をイライラさせないでほしい…






< 80 / 88 >

この作品をシェア

pagetop