ありがとうを、どうしても。
「だけど、わたし…自分に自信がなくて。ずっと、この気持ちを封印してきたの。だけど、横井君が自信を持てって、言ってくれたから、わたしはこうやって言うことができていると思うの。」
「日比谷…」
「ありがとう、横井君。改めて、わたしと、付き合ってください…っ。」
そう言って、
深く頭を下げる。
すると、
「顔上げて」
そんな優しい声が上から、降ってきて、思わず顔を上がる。
それと同時に、
「…っ⁉︎」
唇が、重なった。
「愛、まじで好きだわ、俺。」
そしてそう言って、
愛らしく笑う横井君の姿が目に入った。
*end*