恋愛対象外宣告。
私の高校を指差しながら笑顔で訊ねてくる



「…、はい、そうですけど、…?」




その制服は吹奏楽部なら一回は誰でも見たことのあるであろう、




全国的にも吹奏楽が有名だったはず。





「そっか、なら良かった。俺、今日からこの学校に通うんだー、」




ヘラヘラと笑いながらそう告げられた




彼の手には楽器が入っているであろうケースがある。




大きさ的に、バリトンサックス、だろうか




生憎私は、クラリネットだからわかんないな、と内心つぶやいてみたり




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