恋愛対象外宣告。
「や、やっほ、…」



なんとも言えない気まずさ。




冷や汗。



明らかに上ずった声が出る




が、相手は気にすることなく近寄ってきた。



かと、思えば隣に座ったのだ




『え、…な、なにしてンの!?』



部活は?と、怒鳴りたい気持ちをおしころしながら訊ねる




「んー、聞いてねぇ?宮ちゃんから、」



宮ちゃん、こと日本史担当の宮崎先生との会話を思い出す




確か、確か、_




゙後から助っ人が来るからよ、゙




「…す、助っ人…」



ポツリ、と呟けば、はじめは




『俺も寝ちまってさ。仲間だな、』



無邪気に笑いかけてきたはじめに不覚にもキュンとしてしまった自分を少しばかり恨んだ。




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