純情りゅうせいぐん.
天音「今日、仮入部だね。」


美星「だね。仮入部は同じとこ回る?」


天音「もちろん!部活入ると帰りまた別々になるし。」


美星「いまのうちに、天音との下校を楽しんどきます(敬礼)」


天音「よろしい(笑)」


美星「あ、そういえばお姉ちゃん久々の彼氏できたって。」


天音「知ってる。学校中で噂流てるよ。てか、ホントだったんだ。」


美星「噂になることかー?」


天音「だって、奈々ちゃん学校一美人って有名じゃん。2年連続ミス桜じゃん!」

この桜坂高校の桜祭、俗に言う学園祭でミスコンが行われている。
選ばれた人は、ミス桜と呼ばれる。多分、1年間ずっとかな?

そう。それで、うちのあのお姉ちゃんは1年の時クラス代表で出てミス桜に選ばれた。
しかも次の年もだよ?
今年も結果は目に見えてるんだろうけどね。


(ま、まあ。美人なのは認める。自分の姉ながら私に似ず美人だ。私は正反対)

天音「それでね!?彼氏さんもびっくり!すごいイケメンなんだよ!」


美星「へえ。見てみたいかも。」


天音「あ。その人陸上部らしいから、仮入部そこにしようか?!」


美星「いいねえ!天音にしてはいい思いつきだ。」


天音「ありがとう(?)」

キーンコーンカーンコーン…

天音「チャイム鳴った。いこ!!」

久しぶりに走った気がする…

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