恋するBread*それでもキミが好き
休みは不定期なのか、彼女がレジに立っていない日があると、少し寂しく思ってしまう自分もいた。
彼女をこの店で見るようになって約一年、大学生かもしくはもっと若いのか〝松永〟という名字以外は何も知らないが、背が低くて肌が綺麗で、小さくて丸い顔の彼女。
5個150円で売られている、モチモチした小さくて丸い生地の中にトロッとしたチーズが入っているモチチーズドーナツのような彼女を、俺は密かに『もちっ子』と呼んでいた。
「あ、ありがとうございました!」
今日もこの笑顔が見れた。もちっ子の笑顔は、疲れた俺の心を癒してくれる大事な栄養剤だ。
これでまた、一日がんばれる。
彼女をこの店で見るようになって約一年、大学生かもしくはもっと若いのか〝松永〟という名字以外は何も知らないが、背が低くて肌が綺麗で、小さくて丸い顔の彼女。
5個150円で売られている、モチモチした小さくて丸い生地の中にトロッとしたチーズが入っているモチチーズドーナツのような彼女を、俺は密かに『もちっ子』と呼んでいた。
「あ、ありがとうございました!」
今日もこの笑顔が見れた。もちっ子の笑顔は、疲れた俺の心を癒してくれる大事な栄養剤だ。
これでまた、一日がんばれる。