恋するBread*それでもキミが好き
お土産が売っているショップや飲食店が並んでいる通りを抜けると、メイン広場には沢山の人が集まっている。
「あれはなんだろう?」
「多分、これからパレードが始まるんじゃないですかね?」
私がそう言うのと同時に、大きな音楽が鳴り響いた。
「始まったみたいですね」
だけど、既に場所取りをしている人がいっぱいで、あまりよく見えない。
「美緒ちゃん、見たい?」
「え、あ、はい」
その瞬間、高瀬さんは私の手を握り、早足で歩き始めた。
「向こうまで行けば見えるかもしれない」
人混みをかき分けるようにして、どんどん前に進む。
はぐれないようにと繋いだ手からは、高瀬さんの温かい体温が伝わってきた。
高瀬さんは今、何を思ってるんだろう。どんな気持ちで手を握ってくれたの?
あなたにとってはなんてことないのかもしれないけど、私にとっては凄く特別でうれしくて、時が止まったようにさえ感じてしまう。
私のこのドキドキが、繋いだ手を通してあなたに伝わればいいのに……
そしたら、私の気持ちを知ってもらえる。
「あれはなんだろう?」
「多分、これからパレードが始まるんじゃないですかね?」
私がそう言うのと同時に、大きな音楽が鳴り響いた。
「始まったみたいですね」
だけど、既に場所取りをしている人がいっぱいで、あまりよく見えない。
「美緒ちゃん、見たい?」
「え、あ、はい」
その瞬間、高瀬さんは私の手を握り、早足で歩き始めた。
「向こうまで行けば見えるかもしれない」
人混みをかき分けるようにして、どんどん前に進む。
はぐれないようにと繋いだ手からは、高瀬さんの温かい体温が伝わってきた。
高瀬さんは今、何を思ってるんだろう。どんな気持ちで手を握ってくれたの?
あなたにとってはなんてことないのかもしれないけど、私にとっては凄く特別でうれしくて、時が止まったようにさえ感じてしまう。
私のこのドキドキが、繋いだ手を通してあなたに伝わればいいのに……
そしたら、私の気持ちを知ってもらえる。