恋するBread*それでもキミが好き
そんなことを考えながらハイボールをひと口飲んだとき、ふと奥の方の席が目についた。
遠くからでも、俺にはハッキリと分かる。
「ですよね~、しかも『私がどう思ってるか自分で考えて』とか謎のクイズ出されたこともあるし。って、高瀬さんどうしたんですか?」
「悪い、藤村……この埋め合わせは必ずするから」
「え?ちょ、ちょっと高瀬さん!?」
未だ自分の気持ちは揺れているけど〝嫌だ〟という単純な理由だけで
考えるよりも先に、体が動いていた。
遠くからでも、俺にはハッキリと分かる。
「ですよね~、しかも『私がどう思ってるか自分で考えて』とか謎のクイズ出されたこともあるし。って、高瀬さんどうしたんですか?」
「悪い、藤村……この埋め合わせは必ずするから」
「え?ちょ、ちょっと高瀬さん!?」
未だ自分の気持ちは揺れているけど〝嫌だ〟という単純な理由だけで
考えるよりも先に、体が動いていた。