恋するBread*それでもキミが好き
参加したのは最初に誘われた一回だけで、初対面の人と飲むというのがどうも苦手な私は、その後の誘いは全部断っていた。

だけど、お酒を飲んでモヤモヤした気持ちを吹き飛ばしたいっていう思いもあった。


『お願い!ね、たまにはいいじゃん』

「ん~、分かった。あんまり遅くまではいれないけど」


どんなに悩んでも考えても、たどり着く答えはひとつしかなくて、自分が納得して諦めようって思えるまではがんばりたい。

飲み会が終わったら、また前みたいにパンメールを送ろう。

高瀬さんが好きっていう気持ちは、変えられないから。

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