恋するBread*それでもキミが好き
8月10日
自宅から2駅先で降り、指定された飲み屋に向かう。
「あっ、美緒~!」
大きく手を振る彩矢の姿が見えた。相変わらず上手に巻いた髪の毛と、女の子らしさを感じるフワッと広がった白いスカート。
それに比べて気合いを入れる必要のない私はいつも通り、チュニックとパンツという動きやすい服装で、化粧もほとんどしていない。
「彩矢、久しぶり」
「みんなもう中にいるから行こ」
彩矢に引っ張られるようにして店内に入ると、奥のテーブル席に男女四人が座っていた。
「ごめんね、お待たせ~」
丁度男女が三対三になるように座った。どこから見ても完璧に合コン。
「この子私の高校の同級生で松永美緒ちゃん。今どきの感じじゃないし化粧も全然しないし、素朴でかわいいでしょ?」
なんだろう、この彩矢の嫌味も一周回って嫌いじゃないかも。
自宅から2駅先で降り、指定された飲み屋に向かう。
「あっ、美緒~!」
大きく手を振る彩矢の姿が見えた。相変わらず上手に巻いた髪の毛と、女の子らしさを感じるフワッと広がった白いスカート。
それに比べて気合いを入れる必要のない私はいつも通り、チュニックとパンツという動きやすい服装で、化粧もほとんどしていない。
「彩矢、久しぶり」
「みんなもう中にいるから行こ」
彩矢に引っ張られるようにして店内に入ると、奥のテーブル席に男女四人が座っていた。
「ごめんね、お待たせ~」
丁度男女が三対三になるように座った。どこから見ても完璧に合コン。
「この子私の高校の同級生で松永美緒ちゃん。今どきの感じじゃないし化粧も全然しないし、素朴でかわいいでしょ?」
なんだろう、この彩矢の嫌味も一周回って嫌いじゃないかも。