恋するBread*それでもキミが好き
そのままお店の外に出た私は、あまりの出来事に驚きすぎて言葉が出ない。
「ごめん、自分でもよく分からないんだけど、体が勝手に動いたっていうか」
「だって、なんで……」
夢でも見てるのかと一瞬思った。
高瀬さんのことばかり考えてて会いたいって思ったら、本当に高瀬さんが現れたんだから。
「この近くに会社があるんだ。たまたま今日は後輩と飲んでて、そしたら美緒ちゃんの姿が見えたんだけど、なんかつらそうな表情してたから、思わず」
「本当にビックリし過ぎて、ちょっとパニックです」
「そうだよね、ごめん。だけど……美緒ちゃんを傷つけといて今更って思うかもしれないけど」
私の腕を掴んだまま、高瀬さんは私の目を見て話を続けた。
「ごめん、自分でもよく分からないんだけど、体が勝手に動いたっていうか」
「だって、なんで……」
夢でも見てるのかと一瞬思った。
高瀬さんのことばかり考えてて会いたいって思ったら、本当に高瀬さんが現れたんだから。
「この近くに会社があるんだ。たまたま今日は後輩と飲んでて、そしたら美緒ちゃんの姿が見えたんだけど、なんかつらそうな表情してたから、思わず」
「本当にビックリし過ぎて、ちょっとパニックです」
「そうだよね、ごめん。だけど……美緒ちゃんを傷つけといて今更って思うかもしれないけど」
私の腕を掴んだまま、高瀬さんは私の目を見て話を続けた。