恋するBread*それでもキミが好き
あれから鞄をとるためにお店に戻った私を待ち受けてたのは、みんなからの質問の嵐だった。

とくに彩矢は『今のイケメン誰!?知り合い?まさか彼氏じゃないでしょ!?今度紹介してよ!』矢継ぎ早に飛び出す言葉をなんとか誤魔化し、みんなに謝ってその場を後にした。


『真っ直ぐな気持ちに答えられるのか、今でもまだ分からない』という高瀬さんの本音が聞けて、本当によかった。


あのままだったら、きっと私は前にもうしろにも進めなかったと思うから。



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