恋するBread*それでもキミが好き
翌日、バイトが丁度休みだということにホッとした。

あれからずっとゴロゴロとベッドに横になっている。


専門学校に入学してパン屋でアルバイを始めてから、こんなにも無駄な時間を過ごしたことなんてなかった。

だけど今は何も考えられなくて、高瀬さんになにか言われたわけでもないのに勝手に余計なことを考えて、勝手に落ち込んで……。


パンの感想、直接伝えたいって言ってくれたのに。

でも、あの人を見てしまったら、きっと誰だってこんなふうになる。


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