恋するBread*それでもキミが好き
ご飯も食べずに時間だけが過ぎていき、ふと時計に目を向けるとすでに19時。

スマホを手に取ると、真紀から着信があった。

「もしもし」

『私だけど、仕事早く終わったから電話してみた。最近どう?』

「真紀……私、なんか自分がよく分かんなくなっちゃった」

『は?ちょっとどうしたの?だってこの前は……』


昨日の出来事を真紀に話してたら、なんだか悲しくなってきて、訳もわからずただ勝手に涙が零れてきた。


『ねー美緒、ちょっと待ってて』

「え?」

『いいから待ってて』

そう言って一方的に電話を切った真紀。


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