初恋は弟!?
一人で帰ろうと立ち上がると、
「あれっ!?
姉さん!?」
優紀と目が合った。
(わっ
見つかっちゃった)
慌てて視線を反らす私。
優紀が私の元へと駆け寄って来た。
「迎えに行くって言ってあったじゃん
なんで一人で帰ろうとしてんの?」
「だって、遅いから..それに、あの子と帰るんじゃあないの?
遠くを指差した。
...って、あれ?
いないじゃんあの子
「もしかして、さっきの
女子?」
「うん
ごめんね見ちゃった」
「あの子、友達でもなんでもないよ
いきなり告って来て訳わかんねぇし...
転校生らしいけど
もちろん断ったよ
そしたらずっと付き纏って来るようになって
マジうざい」
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