甘い夢と苦い現実



握られた右手と包んでくれる左手


離さないというくらい優しく力が入っている


歩き続けて高台まできた


少し田舎だからか緑が多く感じる景色


澄んだ空気が気持ちのよい風を運ぶ


「綺麗だな」

「綺麗だね」


2人の言葉が重なった


目を合わせる事はない


ただただ真っ直ぐ、景色を見る



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