甘い夢と苦い現実



「私ね、疲れちゃったよ…」


すべて消すことができればいいのに


一向に微動だにしない彼は


振り向くことも


声を掛けることもなく


静かに頷いた


「ありがとう

おやすみなさい」


そう言って私は寝室に向かう



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