片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
ACT1♥主任は同期
夏芽side~
「失礼します」
ノックしたけど執務室は応答なし。
ーーーー主任はお留守のようね。部長に呼ばれたのかな?どうせ企画書を置くだけだしいいっか。
軽いキモチでドアを開けると飛び込んで来たのは主任と女性のキスシーン。
「失礼しました」
私は見てはいけないモノを見たと思い、そのままドアをバタンと閉めた。
踵を返そうとすると女性が気怠そうに髪を弄りながら退室していく。
彼女は秘書課のナンバー1美女の早川さんだった。
「入っていいぞ。久保川」
私は何食わぬ顔で執務室に入る。
「失礼します」
「企画書出来たのか?」
主任はネクタイを結び直しながら煙草を咥えていた。
「執務室は禁煙ですよ。緑川主任」
「固いコト言うな。俺とお前の仲だ」
彼と私は同期。彼は緑川冬也(ミドリカワトウヤ)
入社当時企画部では一位二位を争ったライバルだったけど、今は上司と部下の関係に成り下がってしまった。
悔しいけど彼の方が私よりも一枚も二枚も上手だった。
ノックしたけど執務室は応答なし。
ーーーー主任はお留守のようね。部長に呼ばれたのかな?どうせ企画書を置くだけだしいいっか。
軽いキモチでドアを開けると飛び込んで来たのは主任と女性のキスシーン。
「失礼しました」
私は見てはいけないモノを見たと思い、そのままドアをバタンと閉めた。
踵を返そうとすると女性が気怠そうに髪を弄りながら退室していく。
彼女は秘書課のナンバー1美女の早川さんだった。
「入っていいぞ。久保川」
私は何食わぬ顔で執務室に入る。
「失礼します」
「企画書出来たのか?」
主任はネクタイを結び直しながら煙草を咥えていた。
「執務室は禁煙ですよ。緑川主任」
「固いコト言うな。俺とお前の仲だ」
彼と私は同期。彼は緑川冬也(ミドリカワトウヤ)
入社当時企画部では一位二位を争ったライバルだったけど、今は上司と部下の関係に成り下がってしまった。
悔しいけど彼の方が私よりも一枚も二枚も上手だった。