片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
ACT12♥新居はタワマン
夏芽side~
「冬也、夏芽さん、改めてご結婚おめでとう」
夜は私達の挙式披露宴に参列する為、フランスから帰国した冬也の父親・緑川奈都也さん・愛さん夫妻とホテル内の割烹店でディナーを共にした。
「父さんの計らいには感謝しているよ」
「爺ちゃんは父さんを許してないと思うよ。神宮寺家の令嬢である愛さんが不憫だから、親族として挙式披露宴を参列を許したんだと思う」
「それ位、俺にも分かってる」
冷たい息子の冬也の言葉を笑って許し、奈都也さんはスパークリングワインを飲んだ。
「夏芽さんも私と同い年の30歳なのね」
「いえ、私は誕生日が来てないので、まだ29歳です」
「夏芽さんの誕生日は明後日の29日だったね」
「えっ!?俺だって知らないのに、何で父さんが知ってるの?」
「ほら、敦司様が言ってたじゃないか・・・」
「あ、媒酌人の挨拶の時か・・・そう言えば、俺達のプロフを紹介する時に言ってたな・・・名前の由来は夏に芽生えた命だから、夏芽ちゃんだっけ」
「緑川さん、よく覚えていますね」
「君も今日から緑川だ。俺を呼ぶ時、お義父さんでいいよ」
「奈都也、そんな風に呼ばせないでよ。私は彼女と同い年なのに、お義母さんって呼ばれるのは嫌よ」
夜は私達の挙式披露宴に参列する為、フランスから帰国した冬也の父親・緑川奈都也さん・愛さん夫妻とホテル内の割烹店でディナーを共にした。
「父さんの計らいには感謝しているよ」
「爺ちゃんは父さんを許してないと思うよ。神宮寺家の令嬢である愛さんが不憫だから、親族として挙式披露宴を参列を許したんだと思う」
「それ位、俺にも分かってる」
冷たい息子の冬也の言葉を笑って許し、奈都也さんはスパークリングワインを飲んだ。
「夏芽さんも私と同い年の30歳なのね」
「いえ、私は誕生日が来てないので、まだ29歳です」
「夏芽さんの誕生日は明後日の29日だったね」
「えっ!?俺だって知らないのに、何で父さんが知ってるの?」
「ほら、敦司様が言ってたじゃないか・・・」
「あ、媒酌人の挨拶の時か・・・そう言えば、俺達のプロフを紹介する時に言ってたな・・・名前の由来は夏に芽生えた命だから、夏芽ちゃんだっけ」
「緑川さん、よく覚えていますね」
「君も今日から緑川だ。俺を呼ぶ時、お義父さんでいいよ」
「奈都也、そんな風に呼ばせないでよ。私は彼女と同い年なのに、お義母さんって呼ばれるのは嫌よ」