片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
「まさか、姉貴の知り合いだったなんて・・・姉貴は星凛堂に勤めてるの?」
「私は『星凛堂』と薬品メーカー『ソーマ』が共同出資して立ち上げた会社『ハートフル化粧品』に勤めてるの」
「ふうん。『ハートフル化粧品』か知ってる。上場企業じゃん」
颯が私達をVIPルームに案内してくれた。
「颯、先客が居たんじゃないの?」
「別にいいよ。俺にとって特別な客でもないし。ヘルプのホストで十分だ。それよりも、姉貴に会うのは10年振りだな」
「そうね」
フルーツの盛り合わせや簡単なおつまみとそしてボトルとグラスが運ばれて来た。
「俺はドンペリなんて頼んでないぞ」
沈黙していた拓真さんがボトルを持って来たボーイに食ってかかった。
「これがかの有名なドンペリか・・・」
ホストクラブ初初体験の私は目の前のドンペリに目が輝く。
「今夜のボトルは10年振りに再会した姉への細やかなプレゼントですよ。濱部副社長」
「ありがとう、颯」
「じゃ10年振りの再会を祝ってカンパイしよう。姉ちゃん」
「私は『星凛堂』と薬品メーカー『ソーマ』が共同出資して立ち上げた会社『ハートフル化粧品』に勤めてるの」
「ふうん。『ハートフル化粧品』か知ってる。上場企業じゃん」
颯が私達をVIPルームに案内してくれた。
「颯、先客が居たんじゃないの?」
「別にいいよ。俺にとって特別な客でもないし。ヘルプのホストで十分だ。それよりも、姉貴に会うのは10年振りだな」
「そうね」
フルーツの盛り合わせや簡単なおつまみとそしてボトルとグラスが運ばれて来た。
「俺はドンペリなんて頼んでないぞ」
沈黙していた拓真さんがボトルを持って来たボーイに食ってかかった。
「これがかの有名なドンペリか・・・」
ホストクラブ初初体験の私は目の前のドンペリに目が輝く。
「今夜のボトルは10年振りに再会した姉への細やかなプレゼントですよ。濱部副社長」
「ありがとう、颯」
「じゃ10年振りの再会を祝ってカンパイしよう。姉ちゃん」