片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
ACT19♥5年後の真実
夏芽side~
私は買い物帰り、初めて海沿いの公園を散歩した。
潮風がキモチ良い風を運んで来る。
冬也が何をしようと私には関係ないけど、小陽さんだけはマズい。
ベンチに座って缶ビールを飲む若いスーツ姿の男性。
顔を見ると拓真さんだった・・・
信じられない光景だけど、確かに拓真さんだーーー・・・
「拓真さん」
「んっ!?あ!?あれ?夏芽さん??」
彼も私の姿に驚いた。
「会社は?」
「気分が優れないから早退した。部屋に帰っても、こんな時間に帰ったら、小陽が心配するだけだし。
ここで夕方まで時間潰してるんだ。夏芽さんは会社休んだの?」
「はい」
会社に行っても、私は企画から外されてしまった。
リストラ対象者のように、窓際に追いやられた感じが嫌だった。
潮風がキモチ良い風を運んで来る。
冬也が何をしようと私には関係ないけど、小陽さんだけはマズい。
ベンチに座って缶ビールを飲む若いスーツ姿の男性。
顔を見ると拓真さんだった・・・
信じられない光景だけど、確かに拓真さんだーーー・・・
「拓真さん」
「んっ!?あ!?あれ?夏芽さん??」
彼も私の姿に驚いた。
「会社は?」
「気分が優れないから早退した。部屋に帰っても、こんな時間に帰ったら、小陽が心配するだけだし。
ここで夕方まで時間潰してるんだ。夏芽さんは会社休んだの?」
「はい」
会社に行っても、私は企画から外されてしまった。
リストラ対象者のように、窓際に追いやられた感じが嫌だった。