片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~

冬也side~

俺は大欠伸しながら早起きしていつもの日課のランニングに出た。


俺達の間には愛が無いんだと思っていたが、夏芽の本当のキモチを知って嬉しかった。


緊張している割には先に眠りについてしまった夏芽。


俺は夏芽の寝顔を見つめているとなかなか寝付けず、睡眠不足だ。全く。


夏芽を早く抱きたいけど・・・


彼女と蜜に過ごせる時間はそう遠くないと思う。


「あれ?」


「冬也か・・・」
今朝は珍しく、拓真さんがダニエル達を散歩させていた。


「小陽さんは?」


「小陽は朝食作りに勤しんでいるよ」


「あ…あれから敦司様…泊まられたんですか・・・」


「まぁな」


「へぇー」


「お前らが間に入ってくれなかったら、お義父さんとまともに話が出来なかったよ。感謝する」








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