片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
キモチが重なり、完全に冬也のペースに嵌められ、胸のドキドキがいつまでも止まらない。
私の心臓はどうにかなってしまいそう。
**********
濃厚な甘いキスを交わし、出社した。
「カラダは大丈夫なのか?緑川」
フロアに入ると皆が私のカラダを気遣った。
「昨日は申し訳ありませんでした」
私は三枝部長の執務室を訊ね、昨日の欠勤を謝罪した。
「いいよ。いいよ。それよりもおめでとう。緑川。おめでただろ?」
「えっ!?」
「悪阻で辛いから昨日は欠勤したんだろ?緑川主任は違うと否定したが、私には本当のコトを言ってくれ」
「妊娠なんてしてません!」
処女の私が妊娠なんてありえないと三枝部長に言いたかったが、言えなかった。
私の企画したプロジェクトからも外されちゃったし、もうこの会社には私の居場所はないのかもしれない。
私の心臓はどうにかなってしまいそう。
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濃厚な甘いキスを交わし、出社した。
「カラダは大丈夫なのか?緑川」
フロアに入ると皆が私のカラダを気遣った。
「昨日は申し訳ありませんでした」
私は三枝部長の執務室を訊ね、昨日の欠勤を謝罪した。
「いいよ。いいよ。それよりもおめでとう。緑川。おめでただろ?」
「えっ!?」
「悪阻で辛いから昨日は欠勤したんだろ?緑川主任は違うと否定したが、私には本当のコトを言ってくれ」
「妊娠なんてしてません!」
処女の私が妊娠なんてありえないと三枝部長に言いたかったが、言えなかった。
私の企画したプロジェクトからも外されちゃったし、もうこの会社には私の居場所はないのかもしれない。