片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
ACT22♥それぞれの想い

冬也side~

瞳を開けると隣で裸の夏芽が眠っていた。


――――俺達は一線を越え、心もカラダも一つになって本当の夫婦になった。


俺はカラダを起こして、グッスリと眠る夏芽の頬にキスをした。

一人で含み笑いを浮かべて夏芽の寝顔を見つめる。


この先もこんな朝が何度も来るんだろうなぁー。


いけないと思いながらも、俺は布団に隠れる夏芽の胸を覗き込んだ。


カラダに不埒な熱情が溢れる。


二回目はまだ早すぎるよな。


「今日もいい天気だ。走るか・・・」


俺は慌てて布団から出て、床に散らばった下着を手に取った。



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