片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
「長話し過ぎた。俺は先に行くぜ」
彰成様はスマホを上着ポケットに突っ込んで出て行った。
**********
「申し訳有りません」
お湯呑みを割ったのは私じゃないけど、香苗さんに後片付けを頼んだ自身にも非があると思い、小陽さんに謝った。
「怪我はなかったの?」
「あ、うん」
私は指に巻かれた絆創膏を小陽さんに見せないように右手を後ろに隠した。
「良かったわ。
お湯呑みの一つ位、割ってもお父様は怒らないわ」
「でも、この湯呑みは・・・」
「私が上手くお父様に言っておきます。心配しないで。それよりも私と一緒に受付席に戻りましょう。夏芽さん」
「あ、はい」
私は小陽さんと一緒に受付席に戻った。
彰成様はスマホを上着ポケットに突っ込んで出て行った。
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「申し訳有りません」
お湯呑みを割ったのは私じゃないけど、香苗さんに後片付けを頼んだ自身にも非があると思い、小陽さんに謝った。
「怪我はなかったの?」
「あ、うん」
私は指に巻かれた絆創膏を小陽さんに見せないように右手を後ろに隠した。
「良かったわ。
お湯呑みの一つ位、割ってもお父様は怒らないわ」
「でも、この湯呑みは・・・」
「私が上手くお父様に言っておきます。心配しないで。それよりも私と一緒に受付席に戻りましょう。夏芽さん」
「あ、はい」
私は小陽さんと一緒に受付席に戻った。