片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
夏芽side~
東京には一足先に初雪が舞った。街はクリスマスカラー。
有楽町の丸ビルには巨大硝子にはプロジェクトマッピング、日比谷公園には巨大なクリスマスツリーが登場し、イベントでクリスマスを盛り上げる。
「今日はありがとうございました」
私は冬也に内緒で拓真さんと銀座の街に足を運んだ。
私達は11月・・・華道展が開催された『帝都百貨店本店』でクリスマスプレゼントを購入した。
「でも、私の趣味で良かったんですか?」
「たまにはいいじゃん。それよりも俺の趣味で良かったの?」
「全然大丈夫です。拓真さん、センスいいから…絶対に気に入ると思います」
「そう?」
拓真さんは白い息を吐き、口許に笑みを浮かべる。
小陽さんの妊娠経過も順調で、拓真さんの表情は生き生きしていた。
「ちょっと待って」
拓真さんは足を止めて、子供服の有名ブランド店のウィンドを覗き込む。
「来年のクリスマスは家族3人で祝うのかな?」
「拓真…さん」
「ゴメン。夏芽さん」
「いいですよ。見てて下さい」
「ありがとう」
拓真さんはジッとウィンドの小さな子供が喜びそうな可愛いディスプレイを見つめた。
有楽町の丸ビルには巨大硝子にはプロジェクトマッピング、日比谷公園には巨大なクリスマスツリーが登場し、イベントでクリスマスを盛り上げる。
「今日はありがとうございました」
私は冬也に内緒で拓真さんと銀座の街に足を運んだ。
私達は11月・・・華道展が開催された『帝都百貨店本店』でクリスマスプレゼントを購入した。
「でも、私の趣味で良かったんですか?」
「たまにはいいじゃん。それよりも俺の趣味で良かったの?」
「全然大丈夫です。拓真さん、センスいいから…絶対に気に入ると思います」
「そう?」
拓真さんは白い息を吐き、口許に笑みを浮かべる。
小陽さんの妊娠経過も順調で、拓真さんの表情は生き生きしていた。
「ちょっと待って」
拓真さんは足を止めて、子供服の有名ブランド店のウィンドを覗き込む。
「来年のクリスマスは家族3人で祝うのかな?」
「拓真…さん」
「ゴメン。夏芽さん」
「いいですよ。見てて下さい」
「ありがとう」
拓真さんはジッとウィンドの小さな子供が喜びそうな可愛いディスプレイを見つめた。