片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
「そんな排他的な態度ばかり取るから…敵が増えるんですよ。彰成様」
「お二人共、喧嘩しないで。ここは冬也様の意見に従いましょう」
柊さんが二人の間を取り成して、俺に意見を求めた。
「敦司様は輩の目星は付いている仰っていましたが、誰ですか?俺に教えてください。俺がその相手と話を付けます」
「冬也君・・・」
敦司様は後ろに控える柊さんを一瞥する。
「相手はお前の家元継承を反対する輩の筆頭・笹沼さんだろ?」
「彰成様?」
「敦司様のその慌てた顔はビンゴだな」
「また、笹沼様か・・・」
「また?笹沼さんに何かされたのか?」
「俺じゃない。夏芽がやられたんだ」
黄色の薔薇の件も直接問い質していなかったが、この週刊誌の件は見過ごせない。
「お二人共、喧嘩しないで。ここは冬也様の意見に従いましょう」
柊さんが二人の間を取り成して、俺に意見を求めた。
「敦司様は輩の目星は付いている仰っていましたが、誰ですか?俺に教えてください。俺がその相手と話を付けます」
「冬也君・・・」
敦司様は後ろに控える柊さんを一瞥する。
「相手はお前の家元継承を反対する輩の筆頭・笹沼さんだろ?」
「彰成様?」
「敦司様のその慌てた顔はビンゴだな」
「また、笹沼様か・・・」
「また?笹沼さんに何かされたのか?」
「俺じゃない。夏芽がやられたんだ」
黄色の薔薇の件も直接問い質していなかったが、この週刊誌の件は見過ごせない。