片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
ACT30♥二人の選択
夏芽side~
「これ昼飯だ」
栗原さんが私の昼食用のお弁当を購入し、目の前のローテーブルに置いた。
「仕事は?」
「来月発売する新刊の打ち合わせだけで、午前中で終わった」
「ありがとう。遠慮なく頂きます」
「このまま…ここに居るの?」
「いえ」
「何処に帰るの?冬也の元?それとも実家?」
「とりあえず、実家に帰ります」
「冬也の元には帰らないんだ」
「私は冬也に家元を継いで貰いたい。周囲の反対を失くすには私との離婚が必須条件」
私は袋からお弁当を取り出し、蓋を開けた。
「お茶淹れようか?」
「お願いします」
栗原さんが私の昼食用のお弁当を購入し、目の前のローテーブルに置いた。
「仕事は?」
「来月発売する新刊の打ち合わせだけで、午前中で終わった」
「ありがとう。遠慮なく頂きます」
「このまま…ここに居るの?」
「いえ」
「何処に帰るの?冬也の元?それとも実家?」
「とりあえず、実家に帰ります」
「冬也の元には帰らないんだ」
「私は冬也に家元を継いで貰いたい。周囲の反対を失くすには私との離婚が必須条件」
私は袋からお弁当を取り出し、蓋を開けた。
「お茶淹れようか?」
「お願いします」