片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
俺はコンコンとドアをノックした。
「どなたですか?」
中から低い柾貴の声が聞こえて来る。
「緑川だ」
名前は告げたし、入っていいだろうとノブを捻ったがドアは施錠され中には入れなかった。
社長の稜真が不在だからって鍵閉めて、二人して・・・何してる??
「おいっ!?柾貴、夏芽お前…鍵閉めて何やってんだ?」
俺がノブをガチャガチャしているとカチッと開く音が聞こえ、片側のドアが開いた。
柾貴は俺を睨み、強引に中へと引き入れる。
「ここは社長室だぞ!緑川。騒ぐなっ!誰かに訊かれたら変に思われるだろ?」
柾貴は凄い剣幕で怒って俺を責めるのだった。
「鍵を閉める方が悪いんだ・・・」
俺は不貞腐れ、柾貴を責め返した。
「夏芽は?」
「そこに座ってる」
夏芽は応接ソファに腰を下ろして、俺達の騒ぎを他所に柾貴が淹れたであろうコーヒーを飲んでいた。
「どなたですか?」
中から低い柾貴の声が聞こえて来る。
「緑川だ」
名前は告げたし、入っていいだろうとノブを捻ったがドアは施錠され中には入れなかった。
社長の稜真が不在だからって鍵閉めて、二人して・・・何してる??
「おいっ!?柾貴、夏芽お前…鍵閉めて何やってんだ?」
俺がノブをガチャガチャしているとカチッと開く音が聞こえ、片側のドアが開いた。
柾貴は俺を睨み、強引に中へと引き入れる。
「ここは社長室だぞ!緑川。騒ぐなっ!誰かに訊かれたら変に思われるだろ?」
柾貴は凄い剣幕で怒って俺を責めるのだった。
「鍵を閉める方が悪いんだ・・・」
俺は不貞腐れ、柾貴を責め返した。
「夏芽は?」
「そこに座ってる」
夏芽は応接ソファに腰を下ろして、俺達の騒ぎを他所に柾貴が淹れたであろうコーヒーを飲んでいた。