片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
「今からでも帰れるでしょ?」
「今何時だと思ってる?もうすぐ12時だぞ」
「えっ!?12時っ!!?終電に間に合わない!!?」
「こんな時間まで引き止めるつもりはなかったんだ。悪い、久保川。車で送ってあげたいのは山々だけど・・・ビール飲んじゃったし」
「俺も飲んでる」
「タクシーで帰ります」
「いいえ、小陽さんを呼びましょう」
「何で!?ウチの小陽を呼ぶんだよ!?柾貴」
「貴方も帰って下さい!!俺はこれから仕事しますから」
「仕事って作家の方の仕事か?」
「そうです。だから、誰にも邪魔されたくないんです!!」
栗原さんはスマホを撫で、小陽さんに電話を掛けようとしたが、副社長が栗原さんのスマホを取り上げた。
「俺もタクシーで帰るから。小陽を呼ぶなっ」
栗原さんはカウンターのコンシェルジュに内線電話を掛け、タクシーの手配を頼んだ。
私が先にタクシーの後部座席に乗り込み、後から副社長が乗り込んで来た。
私達はそれぞれ場所を告げ、タクシーは走り出す。
「柾貴とは本当に何もないの?」
「はい。私は唯彼の作家の仕事を手伝っていただけです」
「君も柾貴が作家の仕事しているコト知ってんだ」
「はい」
「今何時だと思ってる?もうすぐ12時だぞ」
「えっ!?12時っ!!?終電に間に合わない!!?」
「こんな時間まで引き止めるつもりはなかったんだ。悪い、久保川。車で送ってあげたいのは山々だけど・・・ビール飲んじゃったし」
「俺も飲んでる」
「タクシーで帰ります」
「いいえ、小陽さんを呼びましょう」
「何で!?ウチの小陽を呼ぶんだよ!?柾貴」
「貴方も帰って下さい!!俺はこれから仕事しますから」
「仕事って作家の方の仕事か?」
「そうです。だから、誰にも邪魔されたくないんです!!」
栗原さんはスマホを撫で、小陽さんに電話を掛けようとしたが、副社長が栗原さんのスマホを取り上げた。
「俺もタクシーで帰るから。小陽を呼ぶなっ」
栗原さんはカウンターのコンシェルジュに内線電話を掛け、タクシーの手配を頼んだ。
私が先にタクシーの後部座席に乗り込み、後から副社長が乗り込んで来た。
私達はそれぞれ場所を告げ、タクシーは走り出す。
「柾貴とは本当に何もないの?」
「はい。私は唯彼の作家の仕事を手伝っていただけです」
「君も柾貴が作家の仕事しているコト知ってんだ」
「はい」