片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
ACT11♥愛のない結婚
夏芽side~
話はとんとん拍子に進み、8月27日大安吉日。
私達は挙式の日を迎えるのだったーーー・・・
私は白無垢姿で控室の椅子に座り、挙式の時を待っていた。
「本当に夏芽はお嫁に行っちゃうんだね」
「お婆ちゃんにちゃんと花嫁姿見せたわよ」
「綺麗な花嫁様だ」
もう少し式が遅ければ、私は誕生日を迎えて三十路の花嫁だった。
―――――久保川夏芽。29歳
本日お嫁に行きます!!
でも、1年後にはまた離婚して戻ってくるけど?
「失礼致します」
ドアを開け、私と冬也の媒酌人を務めるモーニング姿の敦司様と留袖姿の陽那様が入って来た。
「久保川様、本日は誠におめでとう御座います。本日、媒酌人を務めさせて頂きます伊集院敦司と妻の陽那です。精一杯務めさせて頂きますので、何卒よろしくお願い致します」
伊集院様の丁重な挨拶を私達も丁重に返した。
そのまま、陽那様が私達の控室に残り、敦司様は冬也の控室に行ってしまった。
私達は挙式の日を迎えるのだったーーー・・・
私は白無垢姿で控室の椅子に座り、挙式の時を待っていた。
「本当に夏芽はお嫁に行っちゃうんだね」
「お婆ちゃんにちゃんと花嫁姿見せたわよ」
「綺麗な花嫁様だ」
もう少し式が遅ければ、私は誕生日を迎えて三十路の花嫁だった。
―――――久保川夏芽。29歳
本日お嫁に行きます!!
でも、1年後にはまた離婚して戻ってくるけど?
「失礼致します」
ドアを開け、私と冬也の媒酌人を務めるモーニング姿の敦司様と留袖姿の陽那様が入って来た。
「久保川様、本日は誠におめでとう御座います。本日、媒酌人を務めさせて頂きます伊集院敦司と妻の陽那です。精一杯務めさせて頂きますので、何卒よろしくお願い致します」
伊集院様の丁重な挨拶を私達も丁重に返した。
そのまま、陽那様が私達の控室に残り、敦司様は冬也の控室に行ってしまった。