一緒にいたいから
「さっき、スケくんとお父さんの話を聞いちゃって…。」
「そっか…」
私はボロボロ涙をこぼしながら、屈んでスケくんを抱き締めた。
「スケくん…行かないでよ……。
私、寂しいよ……。
それに、スケくんがいなくなったら、キクちゃん寂しくて死んじゃうよ……」
私の言葉に、スケくんはハハっと軽く笑った。
やっぱり、寂しそうに。
そして、言った。
「……キクに伝えておいて……。
……愛してるよって」
私じゃスケくんの決意はどうしたってもう動かせない。
私はもう一度ぎゅっとスケくんを抱き締めて、呟いた。
「大好きだからね…ちゃんと元気でやってね、スケくん」
「…うん、ありがと。お姉ちゃん」
そうして私は、自分達の部屋に戻ったのだった。
今まで、スケくんの部屋でもあった、私達の部屋に──
「そっか…」
私はボロボロ涙をこぼしながら、屈んでスケくんを抱き締めた。
「スケくん…行かないでよ……。
私、寂しいよ……。
それに、スケくんがいなくなったら、キクちゃん寂しくて死んじゃうよ……」
私の言葉に、スケくんはハハっと軽く笑った。
やっぱり、寂しそうに。
そして、言った。
「……キクに伝えておいて……。
……愛してるよって」
私じゃスケくんの決意はどうしたってもう動かせない。
私はもう一度ぎゅっとスケくんを抱き締めて、呟いた。
「大好きだからね…ちゃんと元気でやってね、スケくん」
「…うん、ありがと。お姉ちゃん」
そうして私は、自分達の部屋に戻ったのだった。
今まで、スケくんの部屋でもあった、私達の部屋に──